プロの厨房で

モノリス 石井シェフのキッチンから vol.6
『見えて安心!ブルーラップ!(テリーヌ成形編)』

ミシュランガイド東京2025
一つ星掲載レストラン【モノリス】
石井 剛シェフがラップを活用した調理法などの話題を発信します。

2025.1.27

  1. 【シェフ紹介】
    石井 剛シェフ

    (https://neo-monolith.com/)

    ・ミシュランガイド東京2025一つ星掲載レストラン【モノリス】オーナーシェフ
    ・ゴ・エ・ミヨ2024 15/20 3トック
    ・ヒトサラベストシェフ2024-2025
    ・料理王国2025今年注目のシェフ
    ・クラブ·デュ·レリタージュ·キュリネール·フランセ 会長

  2. 【今回の料理】
    野菜のテリーヌ
    燻製クリーム添え

    石井シェフより
     今回は難易度の高い野菜のテリーヌを作りました!
    野菜をテリーヌ型に詰める際に、キッチニスタブルーラップとアルミホイルを重ねてシートを作りテリーヌ型に張り付けております。そのままプレスした後、野菜のテリーヌをカットする際にはそのシートごとカットするとテリーヌが崩れにくいです。キッチニスタブルーラップであれば、テリーヌについたラップの切れ端もわかりやすく、異物混入防止に繋がりますのでお勧めです。

  3. 【調理手順】

     綺麗にした野菜を下処理します。
    ・パプリカ...皮を剥いて、低温でじっくり火を入れ甘味を引き出します。
    ・椎茸...ソテーする。
    ・ポロネギ...紐で縛り丸ごと柔らかくなるまで茹でたら、よく絞り水分を抜きます。
    ・それ以外の野菜...下茹でします。

  4. 【プロのラップテクニック】


    📝石井シェフ

    ブルーラップで安心作業・効率アップ

     アルミホイルを広げ、アルコールスプレーを吹いたところに、キッチニスタブルーラップを水分で密着させて、1枚のシートにします。テリーヌ型にアルコールスプレーを吹き、シートをシワがよらないように綺麗に貼り付けます。

  5.  キャベツ、ポロネギを引きつめ、上に野菜を綺麗に重ねて敷き詰め、最後にキャベツで覆ったら、シートを覆い被せます。

  6.  プレスする前にラップに針で水分を逃がす穴を開け、空の同じ大きさのテリーヌ型を重ねたら、ひっくり返して全体重をかけてプレスします。このプレスされた状態のまま冷蔵庫で冷やします。

  7.  野菜のテリーヌをシートごとカットします。キッチニスタラップ抗菌ブルーだと、ラップの切りくずに気付きやすく異物混入防止に効果的です。

  8.  ウサギに見立てた燻製クリームとラヴィゴットソースを添えて完成です。